2006年01月12日

寒波がもたらす経済効果

例年にない寒波が押し寄せた今年の日本列島。
13日から15日ごろにかけて全国的に気温の高い状態が続く見込みということで、
どうやら、一息といったところか。

しかし、大雪で閉鎖された新潟県津南町と長野県栄村では、
3月中旬から下旬の気温になる所が多く、広い範囲で雨となり、
雪崩の危険性が高まるという。
新たな被害が出なければいいが・・・と願うばかりである。

各地で大きな被害をもたらした寒波であるが、経済的な視点から見てみると、
これまた大きな経済効果をもたらしているようだ。

第一生命経済研究所は、今回の歴史的な寒波の経済への影響を試算した。

暖房器具や冬物衣料などの“特需”、暖房用の光熱費の増加などにより、
05年度の実質国内総生産(GDP)を0.13%押し上げるといい、
同研究所は「短期的には思わぬ追い風になる可能性がある」と分析している


実際、百貨店協会によると、12月も中旬まで「ほとんどの店で店頭売上高がプラス」
としている。

コートなど比較的価格の高い衣料品が好調。5万円を超える高級紳士靴も各店で
前年比2―3割増の売れ行き。

伊勢丹新宿本店(東京・新宿)では8万から10万円超の羽毛や毛皮のコートが売れ筋だという。

高島屋東京店(東京・中央)ではボーナス商戦で売れている薄型テレビに合わせ、
イタリア製の30万円前後する高級テレビ台が人気を集めているという。

そんな要素が一因となっているのかどうか、11日の日経平均株価は大幅に反発。
終値は前日比239円24銭(1.48%)高の1万6363円59銭と高値引けとなった。


目 寒さ対策の衣類・小物という観点からの注目セクターはやはり、小売・百貨店か。

伊勢丹(8238) Yahoo!ファイナンス

高島屋(8233) Yahoo!ファイナンス

ファーストリテイリング (9983) Yahoo!ファイナンス


目 「寒さ対策」というキーワードで気になった企業をご紹介。

素材という観点から見ると注目は住友3Mだ。

住友スリーエムは、体温の変化に感応して温度をコントロールする機能をもつ
中綿素材「ジェネサーモ ネオ」を開発、販売を開始した。

暖房の効いた部屋や電車の中では余分な熱を吸収し、寒い屋外では熱を放出して
常に快適な温度が得られるという。
ジャケットやコートなど秋冬物衣料向けに市場を開拓する。

(2005.12/21放送の「BUSINESS TODAY」でご紹介)

アイリスオーヤマは、新日本製鉄グループのニッテツ・ファイン・プロダクツから、
使い捨てカイロ事業の営業権を譲り受け、同事業に進出。

アイリスは、カイロ事業進出を目的として全額出資子会社、
アイリス・ファインプロダクツを設立、3月末に同営業権を譲り受ける。

アイリスは、生活用品の企画、製造、販売を事業内容としているので、
この営業権の取得は突飛な話ではないのだが、私個人の印象では、
ペット関連企業というイメージが強かったので、ちょっと意外だった。

(1.9放送の「BUSINESS TODAY」でご紹介)

(ちなみにこの会社も住友スリーエムも上場はしてないようですね。これも意外)


「ウォームビズ」
という観点からするとその言葉の効果は
表面には現れないかもしれないが、経済的効果は寒波の後押しで期待できるのだろう。

ただ、環境面から言うと、室内温度の設定は例年通り・・・という企業が多かったようで、
二酸化酸素削減などの効果は期待できないようだ。
posted by akemin at 03:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 小売 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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No.230:ウォームビズ不発!?
Excerpt:  おはようございます。リーバイスが「iPodジーンズ」を発表しました。記事によると・・・ ? Levi'sの「RedWire DLX」は、iPodクレードルや格納式ヘッドフォンを内蔵し..
Weblog: !?
Tracked: 2006-01-12 06:25
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